dictionary 建築用語辞典 わかりにくい建築用語を丁寧に解説。2000語以上の用語が調べられます。お住まいづくりなどの情報収集にお役立てください。

から始まる建築用語

地盤面から基礎、擁壁などの基礎底までの深さのこと。

木製の床束を固めるために用いられる横木で床組材の一種です。「根がらみ貫」とも言います。

家具の脚が、猫の足に似た形状の様式です。

基礎と土台の間に隙間を設けて床下の換気をうながす工法です。床下換気口に替わるもので、基礎に開口を設けないので構造的にも優れた換気システムです。「基礎パッキン工法」とも言われています。

床板を支える45mm×60mm程度の大引の上に設ける床組部材のこと。最近では、根太を設けず床合板で水平力を負担する剛床仕様が主流になっています。

大引と平行に設置され、根太の端部を支えるための床組部材のこと。主に壁際に設置される。

請負者側の見積金額に対し、値引きを含めた最低金額のこと。

強制給排気型換気扇に室内排気熱と外気温を熱交換させる機能を持たせた換気扇のこと。熱交換型換気扇は、室内の空気の入れ替えは、熱交換フィンによって熱を交換します。そのため、冷房時や暖房時の換気の際も、外気の温度を調節して室内に入れるため、室温が大きく変化することがなく、室温を一定に保ちます。代表的な三菱電機のロスナイが熱交換型換気扇にあたります。

通常のガラスの原料に微量の鉄、ニッケル、コバルトなどの金属を加えた色ガラスで、フロート板ガラスに比べ日射熱をより多く吸収することによって透過率を適度に抑え、冷房負荷が軽減される。また、昼間、室内側が暗い場合、可視光線の吸収で室内が見通しにくくプライバシーが守られ、一方、室内からは自然のままに外を眺められます。

熱の伝えやすさを表した値のこと。熱伝導率が大きい程、熱が伝わりやすく断熱性能が悪い。物質の両面に1度の温度差があるとき、1㎡当たり1時間に伝わる熱量で表現され、セメント、金属、ガラス、プラスチック、木質材など、材料の種類と密度によって熱伝導率は変わる。熱伝導率を物質の厚さで割った数値を「熱伝導係数」という。また、熱伝導係数の逆数が「熱抵抗値」。

樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業のこと。転じて、物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)をも指す言葉となりました。

板など同じ材料どうしを、隙間を開けずに突付けて施工するときの継ぎ目のこと。目地としては目立たなく、突付け目地とも言います。

厚生年金保険や国民年金に、通算で3年以上加入している人が借りられる公的融資のこと。夫婦それぞれで申し込みが可能で、厚生年金加入者の場合は「一般融資」に加え、「特別融資」も受ける事が出来る。

堆積岩の一種です。泥が固結・硬化した泥岩が変化した石材で、玄昌石、スレートとも呼ばれています。薄い層状に剥離できるため屋根材としても使われます。

新古典主義。18世紀中期から19世紀中期にかけてヨーロッパ全域に広まった様式で、バロック様式、ロココ様式の反動として古典様式をよりどころにするものです。フランスにおけるルイ16世様式、イギリスにおけるジョージアン様式などもこれに包含される。

基礎を造る場合の、土を掘削して所要の空間を造ることを言います。また、根切りをしたときの底の水平面を根切り底という。

障子の一部を左右または上下に開閉できるようにしたものを言います。

同じデザインでサイズの異なるテーブルが3~4卓組み合わされ、入れ子式に収納できるものを言い、必要に応じて引き出して使用する補助テーブルのこと。

ヒートブリッジともいい、外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象のことで、断熱性能の低下につながる。特に熱伝導率の高い鉄骨は、外気と室内の熱を伝えやすく、内部結露の原因になる場合が多いので注意する必要があります。

住宅などの建築物の壁面において、熱の通り抜けやすさを表す値のこと。「K値」とも呼ばれています。壁の内外の温度差が1度あるとき、1時間当たりに壁1㎟を通過する熱量をワットで表した数値で、単位は「W/㎟・K」。異なる構造や素材の壁・床・天井など、部位ごとの熱損失の割合を比較することができます。熱橋を考慮して計算したものを「実質熱貫流率」、構造の異なる断面ごとの熱貫流率を面積荷重平均したものを「平均熱貫流率」という。

フロート板ガラスの表面に反射率の高い金属酸化物の膜をコーティングされたガラスで、太陽放射エネルギーを30~40%遮蔽されるので冷房負荷が低減される。また、特徴あるハーフミラー効果があり、建物に個性豊かな表情を創りだされます。

「Q値」とも呼ばれ、内外の温度差が1度のときに、1時間に建物全体から逃げる熱の割合を示します。数値が小さいほど断熱性能が高い。

物体の温度を1℃上げるのに必要な熱量のこと。均一な物質では比熱と質量の積が熱容量になります。一般に鉄筋コンクリート造の建物は熱容量が大きく、これに比べ木造の場合は小さく、熱容量が小さいと、熱しやすく冷めやすいことになります。

一般の抵当権とは違い、一定の範囲に属する不特定多数の債務を極度額を限度に担保する抵当権のことを言います。あらかじめ借入れ可能な限度額を定め、その範囲内なら何度でもくりかえし借入れたり、返済したりすることができ、根抵当権として設定登記を行えば、新たな借入れのたびに抵当権の設定登記を行う必要はありませんが、普通の抵当権と登記費用が異なります。

表面の化粧用として、単板(突板)、樹脂板などを接着剤で下地板などの合板に張ることをいいます。また、その合板を「練付合板」(ねりつけごうばん)と言う。

粘土を使った焼きものの瓦で、日本瓦(和型瓦)として多く用いられている。粘土瓦の種類は焼成方法により、表面に釉薬が塗られている「釉薬瓦」、「塩焼瓦」と釉が塗られていない「素地瓦」(素焼き瓦、いぶし瓦)とがあります。粘土瓦は、他の屋根材に比べて屋根の重量が重くなり、耐震性能を考慮する必要があります。

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